新しい同窓会
2025年 8月 に同窓会が新しくなります。
私たちは、これまで同窓会を支えてきてくださった皆さまの思いをしっかりと受け継ぎながら、次の世代にも誇れる同窓会を築いていきたいと考えています。「心のふるさと」であり続けるために、同窓会は新しいかたちに生まれ変わります。どうかご理解とご協力をお願い申し上げます。

何が変わるのか
新しい同窓会は会員種別が増えます。そして制度が変わります。
新しいメンバータイプ
同窓会のメンバータイプ(会員種別)が二種類になります。
同窓生が望む同窓会との関わり合い方により、メンバータイプをご自身で選ぶことができます。メンバータイプは以下のとおりです。

正会員・Alumni members
今まで会費を納入いただいた方や、懇親会などの各種イベントにご参加いただいた方を想定しています。
- 会報誌( 誌面 )を送付
- 特典を提供( 応援グッズなどを予定 )
- 高校野球大会などの大会開催時の優遇( 内容は未定 )
- 年会費 5,000円( 会報誌が不要な方は 3,000円 )
費用負担が難しい方には減免制度を用意しました - 正会員への申し込みが必要

一般会員・Reunion members
正会員以外の同窓生を想定しています。
- 同窓会や学校の情報は同窓会ホームページで提供
会報誌はホームページでご覧いただけます - 年会費 不要
- 申し込みは必要ありません
ソーシャルメディアでつながることのできる時代に、同窓会の意義は何か。私たちはディスカッションを重ねました。
リアルでつながることができる。母校とのつながりを深めることができる。これが同窓会の持ち味です。同窓生それぞれが望むつながり方があるのではないか、その方法も多彩です。
37,000人を超える卒業生の中で、会費を納めているのはわずか 6%。その一部の方のご厚意で運営が成り立っています。新しい同窓会は、同窓生それぞれが望むつながり方に応じた会員種別を設けることにしました。
新しい制度
卒業生は 3万7千名を超えます。
同窓会の予算は 4,000万円(期首予算残高)を越える組織になりました。現在は任意団体です。多くの同窓生の個人情報や、皆様からお預かりしている会費を厳格に保管・管理するために一般社団法人という法的なしくみを選択しました。

資産管理の厳格化
銀行口座は、任意団体のため現在は役員個人の口座になっています。法人化により法人の口座に移行します。
法人として開設された銀行口座は、任意団体名義の口座と比較して、開設要件や運用面において厳格な基準が設けられており、資金管理の透明性と信頼性をより高められます。
コンプライアンス
最近、一部の学校や同窓会の問題が報道されています。コンプライアンス(法令遵守)は大切です。
一般社団法人への移行により、組織運営に関する法的枠組みが明確化されるため、任意団体と比べてコンプライアンスの確保が容易になり、より健全で透明性の高い運営体制を構築します。
役員の役割と責任
同窓生のボランティア役員により同窓会は運営されています。報酬はなく大きな責任を負うことも少なくありません。
一般社団法人に移行することで、役員の法的責任・職務権限・選任方法などが制度的に明確化します。
新しい制度の詳細
新しい制度は今までの制度と比べて大幅な変更となります。そのため、同窓生の皆様のご意見を伺いながら慎重に検討を進める必要があり、2023年11月の総会で提案を行い、約1年間の検討期間を設けて同窓生の皆様からご意見をいただき制度設計を行いました。2024年11月の総会にて議案として諮り賛成多数により議決しました。
2024年11月の総会で承認された第3号議案「新しい制度の概要と移行に関して」は以下のとおりです。 新しい制度の概要と移行に関して( 新しい制度の概要と移行に関して.pdf / 0.2MB )
背 景

会則の制定後、約65年間が経ちその間に同窓会を取り巻く環境も大きく変わりました。同窓会の創設時の卒業生数は 953名でした。現在の卒業生数は 37,156名で、そのうち、会報誌を発送している同窓生は 16,144名です。
社会情勢も設立時から大きく変わってきました。同窓生数の増加とともに、各世代ごとの同窓会に対する想いや希望などが多様化しています。また、同窓会は同窓生を繋ぐ役割を担っていますが、SNSなど、その手段も多様化しています。
目 的

同窓会の存在意義や、少子化に伴う母校への支援内容、同窓生同士の新しい繋がり方など、時代や社会の変遷にともなう課題が生じています。
この課題を達成するために、同窓会の永続的な発展を目指して制度の変更を行うことを目的とします。
課 題
近年の同窓会の課題は以下のとおりです。
・同窓会への関心度の低下及び行事参加者の漸減並びに役員の担い手の減少の解決
・同窓生に対する連絡手段、会費徴収の方法などの適正化
・同窓会資産の増加に対応した、財産管理と会計制度の実現
・母校の諸課題への対応
財務体制が属人的で高リスク

財務関連では2023年度の予算(収入合計ベース)は4千万円を超えています。現在、同窓会は任意団体です。そのため、同窓会の資産である銀行預金は個人名(役員)で管理を行っています。法人でなければ組織として同窓会名で管理をすることはできない状況です。(会計は同窓会として担っています。)
管理している個人に事故があった際の銀行預金の取り扱いにはリスクが伴います。また、管理をしている個人にとっても大きな責任が負担となっている状況です。増加しつつある口座残高や、将来の校舎建替え時に生じる多額の寄付金の扱いなどを考えると個人名での管理はますます難しくなると考えられます。
コンプライアンスへの対応

同窓会では名簿データベースなどの個人情報の管理や同窓会業務の一部を外部に委託(アウトソース)しています。
社会情勢の流れからこれらの外部委託を含めた契約の厳格化が進んでいます。この契約に関しても任意団体であるため、個人(役員)としての契約で対応せざるを得ない状況です。契約締結そのものの難しさもありますが、財務と同様に契約主体である個人にとっても大きな責任が負担となります。
制度の変更
前項の課題を達成するために役員会では検討を重ねてきました。その結果として以下の実施が望ましいと判断しました。いずれの内容も同窓会にとって重要な内容ですので、会則第6章 第14条に基づき総会に諮ることにしました。役員会は前項の課題を達成するために以下を提案しました。
- 同窓会の法人化
- 同窓会会員の希望に柔軟に対応
- 同窓会の目的を達成すべく時代に即した手段で対応
同窓会の法人化

前項の課題で示しましたとおり、財務関連と契約などは法人でなければ対応することが難しい状況です。これを解消するために法人化を提案します。法人は一般社団法人を想定しています。
3万7千名を超える同窓生の皆様への対応や、増えつつある同窓会の資産の善管義務などを明確にする必要があります。同時に無償で自らの時間と労力を提供していただいている役員を守るためにも法的なエビデンスのある組織体制が望ましいと考えます。
同窓会会員の希望に柔軟に対応

同窓生の年齢は80歳台から18歳までと幅広い世代に広がっています。また、同窓会への想いも多様化しています。特に近年急速に進展したインターネットにより、同窓生同士が簡単に連絡を取れるようになりました。
同窓生各人の想いに対応できるように会員種別を創設して、支援とサービス提供の最適化を目指します。また、時代に即したコミュニケーション手段を採用します。
同窓会の目的を達成すべく時代に即した手段で対応

近年のICT(情報通信技術)の進展は急激にかつ幅広く社会を変えつつあります。特にコロナ禍ではその進展が早まりました。同時に旧来の方法もそこに内在する良さが見直されることも少なくありません。
同窓生の世代と時代に即した手段を模索して適切に採用していきます。新しい役員会になりデジタル化を推進してきましたが、その良い部分を活用するとともに旧来の手段を適切に使い分けていきます。
定款(案)
新しい制度では組織のしくみを一般社団法人にすることを提案します。一般社団法人を設立するときの定款(案)は以下のとおりです。
定款(案)( 設立_一般社団法人日本大学鶴ヶ丘高等学校同窓会定款案5.pdf / 0.2MB )
定款(案)の説明( 新しい制度の概要と移行に関して.pdf / 0.2MB )
定款(案)の説明を更新しました。( 2024.10.30 / 説明を補足しました。) 現在の会則と定款(案)の比較( 会則・定款比較5.pdf / 0.2MB )
新しい制度に関する役員会の審議
役員会では新しい制度に関して審議を重ねてきました。審議した内容の概要と同窓生の皆様への提案は以下のとおりです。 同窓会制度の変更に関する件( report20240727.pdf / 1.67MB )
ご質問と回答
新しい制度に関するご質問と回答は以下のとおりです。 同窓会制度の変更に関するご質問と回答(1回目)( qa20240727.pdf / 0.3MB )
ご意見をお待ちしています

2025年8月に向けて関連する情報をこのホームページで順次情報提供していきます。引き続きご覧くださいますようお願いいたします。新しい同窓会についてのご意見をお寄せください。