FOCUS 活躍する同窓生「黒澤真由美さん」5 ▲ 2025年7月20 JAZZ&Wine KLAVIEL(阿佐ヶ谷)/ 豊田チカ先輩のお店にて / コンサート イタリアオペラを中心としたクラシック系音楽の歌手1981年卒業の黒澤真由美さん 鶴高卒業してから現在、そして今後 卒業後は、東京藝術大学を目指し、2年浪人してから、武蔵野音楽大学声楽学科へ進みました。 大学卒業後は、(公財)日本オペラ振興会で1年学び、その後も歌を続けていましたが、30歳半ば頃、家庭の事情により、いったん歌うことから遠ざかり、ホテルの営業職を約20年間経験しました。歌うことからは17年ほど遠ざかっていましたが、いつも心には「歌うこと」があり、鶴高音楽科時代からいつも傍にあった「歌うこと」を忘れることはありませんでした。 家庭の事情も落ち着いてきた頃、偶然、鶴高音楽科時代の同級生と再会しました。その同級生から「主催するクリスマス会で歌わないか」という嬉しい誘いを受け、それがきっかけとなり、「歌うこと」を再開しました。歌っていない期間があったので、それを取り戻すべく発声などの練習を積み重ね、その甲斐あって3年前にはお声を掛けていただき、なかのZEROホール(座席数1,000)でのモーツァルトのオペラ「魔笛」にも出演しました。 現在は観客と身近で触れ合いたく、主にサロンコンサート形式で歌っています。今年3月に開催したコンサートでは、オペラ「椿姫」から3曲抜粋し、朗読を交えながら小さな物語形式にして歌ったところ、観客受けが良く、楽しんでいただけたので、今後はその他のオペラでもこのような企画のコンサートを開催していく計画を立てています。 今年の7月は鶴高の先輩で、ジャズシンガーの豊田チカさんの素敵なお店 Jazz&Wine KLAVIERにて、コンサートを開催させていただきました。その時の写真も添えさせていただきます。 よく学び、よく遊んだ鶴高での想い出、まだ若い15歳~18歳の人間形成にかかわる大切な時期を鶴高で過ごせたことは私の礎となっています。そして、しばらく歌うことから離れていた時期もありましたが、その間もずっと忘れることの出来なかった歌うということ、それは鶴高音楽科で初めて学んだことから始まり、今に至るまで紡がれています。約20年間ホテルの営業職として仕事をしていた経験、その「おもてなしの心」と「歌うこと」を掛け合わせ、心温まる歌、聴く人に楽しんでいただける歌をモットーに歌って行きたいと思っています。 卒業生として応援していただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 最後に、「中学校から大学まで、どの学校時代が一番良かった?」と尋ねられたら、 間髪入れずに「鶴高時代!」と宣言します。 2025年3月3日 オペラ「椿姫」より 名曲喫茶ヴィオロンにて / 撮影 : 河村雅範 自己紹介 / 2025.10.7 公開 鶴高音楽科の先輩達 / 2025.10.14 公開 鶴高の音楽科の想い出 / 2025.10.21 公開 鶴高時代の想い出 / 2025.10.28 公開 鶴高卒業してから現在、そして今後 / 2025.11.4 公開