同窓会制度の変更に関する提案
このWebページは2023年11月の総会で提案する「第三号議案 時代と社会情勢に合わせた同窓会制度の変更に関する提案」の情報提供を目的としたものです。
この提案は同窓会の制度の大幅な変更となります。そのため、同窓生の皆様のご意見を伺いながら慎重に検討を進める必要があり、そのための期間を設けることを役員会で決定しました。2023年11月の総会で提案した後に、約1年間の検討期間を設けて制度設計を行います。2024年11月の総会にて議案として諮る予定です。
第3号議案の説明
第3号議案に関して、新しい制度の概要と移行に関しては以下のとおりです。
新しい制度の概要と移行に関して( 新しい制度の概要と移行に関して.pdf / 0.2MB )
定款(案)
新しい制度では組織のしくみを一般社団法人にすることを提案します。一般社団法人を設立するときの定款(案)は以下のとおりです。
定款(案)( 設立_一般社団法人日本大学鶴ヶ丘高等学校同窓会定款案5.pdf / 0.2MB )
定款(案)の説明( 新しい制度の概要と移行に関して.pdf / 0.2MB )
定款(案)の説明を更新しました。( 2024.10.30 / 説明を補足しました。)
現在の会則と定款(案)の比較( 会則・定款比較5.pdf / 0.2MB )
新しい制度に関する役員会の審議
役員会では新しい制度に関して審議を重ねてきました。審議した内容の概要と同窓生の皆様への提案は以下のとおりです。
同窓会制度の変更に関する件( report20240727.pdf / 1.67MB )
2024年度 総会開催のご案内
本件は 2024年度総会で審議の予定です。
総会の開催に関してはこちらをご参照ください。
ご質問と回答
新しい制度に関するご質問と回答は以下のとおりです。
同窓会制度の変更に関するご質問と回答(1回目)( qa20240727.pdf / 0.3MB )
背 景
会則の制定後、約65年間が経ちその間に同窓会を取り巻く環境も大きく変わりました。同窓会の創設時の卒業生数は 953名でした。現在の卒業生数は 37,156名で、そのうち、会報誌を発送している同窓生は 16,144名です。
社会情勢も設立時から大きく変わってきました。同窓生数の増加とともに、各世代ごとの同窓会に対する想いや希望などが多様化しています。また、同窓会は同窓生を繋ぐ役割を担っていますが、SNSなど、その手段も多様化しています。
目 的
同窓会の存在意義や、少子化に伴う母校への支援内容、同窓生同士の新しい繋がり方など、時代や社会の変遷にともなう課題が生じています。
この課題を達成するために、同窓会の永続的な発展を目指して制度の変更を行うことを目的とします。
課 題
近年の同窓会の課題は以下のとおりです。
・同窓会への関心度の低下及び行事参加者の漸減並びに役員の担い手の減少の解決
・同窓生に対する連絡手段、会費徴収の方法などの適正化
・同窓会資産の増加に対応した、財産管理と会計制度の実現
・母校の諸課題への対応
財務体制が属人的で高リスク
財務関連では2023年度の予算(収入合計ベース)は4千万円を超えています。現在、同窓会は任意団体です。そのため、同窓会の資産である銀行預金は個人名(役員)で管理を行っています。法人でなければ組織として同窓会名で管理をすることはできない状況です。(会計は同窓会として担っています。)
管理している個人に事故があった際の銀行預金の取り扱いにはリスクが伴います。また、管理をしている個人にとっても大きな責任が負担となっている状況です。増加しつつある口座残高や、将来の校舎建替え時に生じる多額の寄付金の扱いなどを考えると個人名での管理はますます難しくなると考えられます。
コンプライアンスへの対応
同窓会では名簿データベースなどの個人情報の管理や同窓会業務の一部を外部に委託(アウトソース)しています。
社会情勢の流れからこれらの外部委託を含めた契約の厳格化が進んでいます。この契約に関しても任意団体であるため、個人(役員)としての契約で対応せざるを得ない状況です。契約締結そのものの難しさもありますが、財務と同様に契約主体である個人にとっても大きな責任が負担となります。
制度の変更に関する提案
前項の課題を達成するために役員会では検討を重ねてきました。その結果として以下の実施が望ましいと判断しました。いずれの内容も同窓会にとって重要な内容ですので、会則第6章 第14条に基づき総会に諮ることにしました。役員会は前項の課題を達成するために以下を提案します。
- 同窓会の法人化
- 同窓会会員の希望に柔軟に対応
- 同窓会の目的を達成すべく時代に即した手段で対応
同窓会の法人化
前項の課題で示しましたとおり、財務関連と契約などは法人でなければ対応することが難しい状況です。これを解消するために法人化を提案します。法人は一般社団法人を想定しています。
3万7千名を超える同窓生の皆様への対応や、増えつつある同窓会の資産の善管義務などを明確にする必要があります。同時に無償で自らの時間と労力を提供していただいている役員を守るためにも法的なエビデンスのある組織体制が望ましいと考えます。
同窓会会員の希望に柔軟に対応
同窓生の年齢は80歳台から18歳までと幅広い世代に広がっています。また、同窓会への想いも多様化しています。特に近年急速に進展したインターネットにより、同窓生同士が簡単に連絡を取れるようになりました。
同窓生各人の想いに対応できるように会員種別を創設して、支援とサービス提供の最適化を目指します。また、時代に即したコミュニケーション手段を採用します。
同窓会の目的を達成すべく時代に即した手段で対応
近年のICT(情報通信技術)の進展は急激にかつ幅広く社会を変えつつあります。特にコロナ禍ではその進展が早まりました。同時に旧来の方法もそこに内在する良さが見直されることも少なくありません。
同窓生の世代と時代に即した手段を模索して適切に採用していきます。新しい役員会になりデジタル化を推進してきましたが、その良い部分を活用するとともに旧来の手段を適切に使い分けていきます。
これからの情報提供
役員会で検討してきました内容をこのホームページで順次情報提供していきます。2024年1月からこのページ上に情報を追加していきますので、引き続きご覧くださいますようお願いいたします。この提案についてのご意見をお寄せください。