まず、1年K組での1年間は最高に楽しかったです！今でも全員の名前が言えます。
次に印象深いのは文化祭で軽音楽同好会のみんなとのパフォーマンス。部活動自体は、ほぼ毎回「大声でみんなでフォークソングを歌う」という伝統継承だけでしたが、人間関係で多くを学びました。2学年上の先輩方は楽器もうまくて優しくて、かっこよかったです。それを見習って自分も後輩の面倒を見たり。２学年下の後輩と数年前再会した時、当時わたしがギターを弾いて歌っていた自作の「表参道」という曲を覚えていてくれたのは感激でした！よくライブに来てくれる後輩達を拙宅に招いて食事をしていた時ですが、40年も前に数回歌っただけなのにその後輩は鮮明に覚えていてくれて「あの歌は僕の青春だったんですよね」と言ってくれて…。その後盛り上がって押入れからギターを引っ張りだして来て、その「表参道」や当時みんなで大声で歌ったかぐや姫の「面影色の空」をいっしょに歌い、40年の時を超えてこんな事があるんだなぁと感無量でした。

それと…もう時効だから言いますが放課後雀荘でよく麻雀やっていた事かな。もちろん校則違反ですが、そういう時代だったんですね。インターネットがある訳でもスマホがある訳でもなく、部活の無い日は帰りに何やって遊ぼうかってことになるでしょ。で、私は子供の頃から家庭麻雀やっていたので誘われると「いいよ！」ってよく行きました。女子はもちろん私1人です。大勢の学ランのリーゼントに混じって打つ訳ですから目立ちますよね。で、ある時(たまたま私は家の用事でその日はその場にいなかったんですが)補導員か何かに全員捕まったんです。彼らはそれなりの処分を受けたのですが、誰ひとり私がいつもは居たっていう事を言わなかったんです。私といつも同じ卓を囲んでいた友達以外にも、応援団の猛者など十何人という鶴高男子がいた訳ですが、誰ひとりです。男の世界ってすごいなと思いました。卒業して何十年経って再会した時わたしがその時の話をしたら「だってお前の親父さん有名人だから、お前の名前出たらやばいだろ。」と言われ、そこまで考えてくれていたのかという驚きと共に更に感謝したのを覚えています。私は大橋巨泉の娘だという事は誰も知らないと思っていたのですが、みんな知っていたんですねー。

その時の麻雀仲間からの質問「大橋さん(私の旧姓)て、別に全然ツッパリ(今で言うヤンキーとか不良)じゃなかったのに、なんでいつも雀荘にいたの？」   爆笑
答「麻雀好きだったのよ。」

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